症状
【アルツハイマー病の中期、後期の症状】
中期の症状について
初期症状では、自他ともに症状に気付かないことが多いですが、中期に入ると周囲が病気の進行にはっきりと気付きます。もっとも顕著に現れる症状は、「個性の喪失」です。それまでのその人らしさが失われ、平板な性格になります。また、記憶障害も進行し、忘れてしまったという事実すら忘れるようになります。また、年齢も忘れて若者のようにふるまうこともあります。そのほか、アルツハイマー病中期の症状としては、以下のようなものがあります。
よくある中期の症状の例
- 「個性の喪失」
- 食事の経験を忘れる
- 自分の年齢を忘れる
- 退職したはずの会社にでかけようとする
- 自分の部屋やトイレの場所がわからなくなる
- 被害妄想がおこる
- 鏡に向かって話しかける
- 徘徊を繰り返す
- 失禁する
- 嗅覚や味覚症状に障害がでる
後期の症状について
アルツハイマー病が中期から後期に進行すると、ほぼすべての物事を忘れがちになり、自分で身の回りのことすらできなくなります。そのため、日常生活のすべてを介助に頼るようになります。自発性もまったくなくなるため、1日をボーっと無為に過ごすようになります。また、言語障害も進行し、意味不明なことを口ずさむこともあります。
さらに、重症の場合は、家族や配偶者の顔、自分が誰かすらわからなくなり、体力も衰え、歩行困難になり、寝たきり状態になってしまいます。これが一般的なアルツハイマー病後期の経過になります。
よくある後期の症状の例
- 着衣、入浴、排泄、食事などの日常生活ができなくなる
- 意味不明なことを叫ぶ
- 家族や配偶者の顔を認識できなくなる
- 免疫が衰えてかぜなどの感染症にかかりやすくなる
- 歩行が困難になる
- 進行すると座ることも困難になり、寝たきり状態になる
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